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第67話 決意

Autor: 砺波真帆
last update Data de publicação: 2026-09-26 21:00:00

 東の空にあった太陽が真上に昇った。沙雪は、蒼生が一つ一つ丹念に説明したファイルの最後のページを指でなぞった。

「……だいたいのことは……わかった」

 涙がいくつも転がり落ちる。

「ありがとう。こんなにきちんと調べてくれて」

 そのまま顔を覆うと、沙雪はテーブルに突っ伏した。

「……こんなに……」

 蒼生は黙って沙雪を見ていた。和室に沙雪のすすり泣く声だけが響く。急に蝉の鳴き声が大きくなった。沙雪はしばらくそのままでいたが、やがて体を起こして間宮の写真に笑いかけた。

「あなたのしたこと、蒼生がこんなにきちんと調べてくれたのよ。あなたの軌跡がここにあるのよ。本当に……本当にすごい人ね、あなた」

 テーブルの上に涙が落ちて水滴を作った。

「……笑っていて……欲しいんだ」

 蒼生は間宮の写真に目をやる。

「これがうまくいけば、間宮はきっと笑ってお前たちの傍にいられる。これからもずっとお前たちを支えてやれる。そうだろ? あいつが何よりも大事だったのはきっとお前たちなんだから」

 沙雪はうなだれ
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